在学生の声

海達 祐輝(2年次) <関東学院高等学校出身>

 突然ですが、あなたの親族・友人など信頼のおける人物の中に、原子力分野について他人に説明できるほど理解している人はいますか?私の場合はいませんでした。 そこで、誰もいないなら自分が誰かにとっての「説明できるほど理解している人」になればよいのでは?と考えました。これが原子力工学科へ私が進学した理由です。

 正しい理解のためには正しい知識、そのための情報が不可欠ですが、この分野についての情報は真偽があいまいなものがあふれています。 この学科では専門的な内容やそれを理解するための計算だけでなく、この分野について医療や工業など発電以外のさまざまな利用法や今後の可能性といった明るい面、 廃棄物の処理や汚染などの課題や被ばくといった負の面の正確な情報を教えてくれるので、偏りなく学ぶことができます。

 物理、化学や数学といった科目はこれまで式に値を入れて解くだけと思っていましたが、専門的な授業内容を理解する際に用いる道具に変わっていきます。 苦手な科目もそのような観点で取り組むと学ぶ目的がはっきりしてきます。専門的な科目も理解しやすいことから始まっていくので、入学後の努力が報われやすい学科ではないかと考えています。