在学生の声

五十嵐 魁(4年次) <東海大学付属第四高等学校出身>

 私は原子力に対して危険というイメージをもっていたものの、実際には事故は起こらないものだろうと考えていました。 しかし、福島の原発事故がきっかけで「なぜ、こんな危険なものを使っているのだろうか?」という疑問をもち、それが関心へと変わり、原子力工学科への志望を決める、大きな契機となりました。

 本学で学ぶなか、「まわりの誰もができず、自分だけができるものを仕事にすることほど楽しいことはない」という先生の言葉に大きな感銘を受けました。 そして、大学生活において多くの知識を身につけ、人材不足の原子力の分野で、十分に貢献できるエンジニアになりたいと強く望むようになりました。 そして今、将来の自分が明確にどんなことをしたいのか、専門分野をしっかりと勉強しながら、探し出していきたいと思っています。

 原子力の専門知識に触れ、「原子力・放射線」という分野の可能性に大きな驚きを覚えました。そして、この分野から疎遠となっているのが非常にもったいないと思っています。 危険なことばかりが取り上げられていますが、原子力・放射線は扱い方によっては非常に利便性の高いものだという考えを、専門的な知識をもつ私たちが正しく伝えていく必要があると感じています。