卒業後の進路は?

福島原発の取り組み

理科教員免許

原子力工学科では、教職科目など所定の科目を修得することにより
中学校および高等学校教諭一種免許状(理科)を取得する事ができます。
免許取得後の教員試験は難関ですが、原子力工学科の学生も試験を突破し教師になっています。

(コラム)理科教員免許を取得した学生から

応用理学専攻修士1年 鈴木成実くん
(2014年3月に中高の理科教員免許を取得)


<理科教員免許の取得に挑戦したのはなぜですか?>

私が教職を志した理由は、中学や工業高校で素敵な先生に出会い、憧れたためです。
私は工業高校出身なのですが、素晴らしい先生の指導のもとでロボット競技や実学に基づく機械工学を学ぶことができました。 私は理科の科目が好きだったため、中学校と高校の理科教員の免許を取ることに決めました。

<理科教員免許の取得で大変だった点は何ですか?>

大学入学当時は教職課程をとるか悩んでいましたが、学科の先生に相談したところ、丁寧なアドバイスを頂いて教職課程を履修することが決意できました。
1年生の春セメスターでは、数学などの基礎科目を多く履修し、高校時代の遅れを取り戻す事に重点を置きました。秋から教職課程を履修し始めました。 3年生の頃、学科の専門科目と並行して介護等体験を行いました。途中で国家試験などの受験もありましたがスケジュールを管理する事が重要だと思います。 また、卒業研究の時期に教育実習の時期が重なり体力的にかなり大変だったため体調管理も重要だと思います。
原子力の専門科目と教職課程の両立は大変でしたが、学科の先生方のサポートや、教員になりたいという強い意識で教員免許を取得することができました。 私は大学卒業後に大学院に進学し、研究を通じて自身の教員としての引き出しを増やしていきたいです。

<原子力マイスターと中高理科教員免許のダブル取得>

私は、いろいろな事に興味があったので東海大学の原子力工学科に入学しました。 原子力の勉強もしたいし、理科教員の免許も取りたかったため、その両方を何とか同時にできないかと思い、なるべく大学の勉強に集中しました。 国家試験合格や原子力マイスター、理科教員免許は努力の結果が形になったのでとてもうれしかったです。 学部では、勉強以外にも、建学祭の原子炉模型製作やペットボトルツリー作成などにも参加させてもらいましたが、とても楽しかったです。 最初は苦手だった数学や物理も今では好きな科目となりました。 現在は大学院で実施している核融合炉の研究でアメリカで開催される国際会議にエントリーさせて頂いたため、英語の勉強にも力を入れています。
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